内航海運の概要
『内航海運』=『ないこうかいうん』 と読みます。 一般の方達には、馴染みが少なく少し取っつきにくい印象があるかもしれません。でも実は内航海運は、私たち社会生活を送る全ての人々にとって、なくてはならない大切なセクションを担っているのです。
私たちの「衣食住を」支える内航海運

国内で使用される洋服など繊維製品の原料の多くは内航船輸送
 | 羊毛や木綿など、天然繊維の多くは外国から輸入されますが、 湿度や温度の影響を受けやすい素材なので、コンテナなどに きちんと納められ、船で運ばれています。 |
国内で使用される穀物の50%は内航船輸送
 | 私たちが毎日の食事に欠かす事の出来ない小麦や大豆などの 穀物、そして、肉や野菜なども、内航船が今この瞬間も全国 に向けて運び続けています。皆さんが、毎日飲む牛乳も、そ の多くを内航船が運んでいます。 |
国内で使用される石油・セメントの80%、鉄鋼製品の90%は内航船輸送
 | 国内の港から港へ内航船で運ばれた鉄板などの鋼材は、建物 の材料や自動社のボディーなどに加工されていきます。 |
エコロジーとしての内航海運

1トンの貨物を1km運ぶ場合、船が排出する二酸化炭素の量はトラックの4分の1といわれています。 内航海運は、地球温暖化対策を進めるため、『エコシップ・モーダルシフト事業』を推進しています。

